カービングローラーは、正しいカービングスキー操作が身に付く、雪上以外でのスキートレーニング専用のスペシャルマシーンです。

オフシーズンのトレーニングとしてインラインスケート等を取り入れている方も多いかと思いますが、インラインスケートは片足1列のホイール（縦に4〜5個）配置となっている為、構造的に横ずれを行いながらのターン（旋回）になります。又、実際のスキーの横幅のあたる「角付け」の感覚が味わえません。

今まで商品化された幾つかのギアもカービングの意味である、曲がる（旋回）・切れる（カット）の二つ大きな要素に対しては満たされてはいませんでした。
残念な事に今までに開発されたギアは、カービングスキー操作用では無く、足首又は膝によるひねり回しの操作向きだったのです。

最新のカービングスキーは、より大きなラディウス(サイドカーブ) ときれいなしなり(ベンド)を必要としています。カービングローラーはラディウスに対して4WS(フォー・ホイール・ステアリング)機能を搭載し、きれいなしなりに対しては、特殊なデッキの開発とトラック部分を搭載しました。

さらにカービングローラーの開発には、より雪上に近い感覚を得るために特殊デッキ・4WS機能・スキー用ビンディング・特殊ホイール等から専用ベアリングにいたるまでの全体のバランスが重要となるために数多くのスキーヤー（デモンストレーター・トップレーサー等）の意見を必要とし、期間は３年以上のテストラン滑走を要しました。
この結果、カービングローラーは、雪上に近い滑走フィーリングをよりリアルに再現でき従来のギアでは味わえなかった最新のカービングターンができるのです。カービングスキー操作のトレーニングにとってこの感覚は重要であり、正しいターン操作を身に付ける上での要素として必要不可欠なものとなります。
また、カービングスキー用のトレーニングという事で、雪上で使用しているスキーブーツがそのまま装着できる事も大きなポイントです。